【対談】デーブ大久保×清原 「番長」と呼ばれた巨人時代の真相

清原とデーブと巨人
清原は番長ではなかった


デーブの部屋初の対談【デーブ×キヨ part3】

こんにちは、デーブ大久保です!

デーブ大久保と清原和博が、

「番長」と呼ばれた巨人時代の真相 

について語ります。

キヨ  ライオンズ時代は先輩後輩ってすごく仲が良かったじゃないですか。

ジャイアンツってやっぱり少し独特なんですよ。生え抜きと外様みたいな。


デーブ まあそうだよな。オリックスのときはどうだった?


キヨ  うーん、やっぱりジャイアンツの方が強く感じましたね。だから僕はジャイアンツでは絶対に〘単独行動〙をしました。だから後輩と食事に行ったのって、〘二岡が辞める時〙〘元木がクビって言われた時〙あと1.2回しかないですね。


デーブ えーそうなんだ!元木とか小田幸平とかと一緒にいるイメージだけど違うんだね。


キヨ  週刊誌とかで〘清原軍団〙とか〘清原組〙とかって書かれたじゃないですか。それで後輩たちに迷惑がかかったらダメだったので、グラウンド外は別行動してましたね。


デーブ へーそうか。で、どこ行ってたの?ひとりで。(笑)


キヨ  ひとりで銀座です(笑)


デーブ あれだけレギュラーをはっていて、自分で〘清原和博〙ってどういう人かって知ってるでしょ?そういうプレッシャーみたいのはあったの?

キヨ  ありましたね。まず16歳でいきなりドンッじゃないですか。世の中の反応についていけない部分もありました。


デーブ しかも、PLの寮って凄いんだってな。勿論抜け出せないし、男女交際もできないとか。


キヨ  そうですね、完全に隔離されていてマスコミから守られていました。なのでキャンプインしたらマスコミがブワーっているのとか、巨人では特にファンの皆さんの多さとか、そういうのを守るので必死でしたね。

だからジャイアンツにいって強面になっていったのは『俺に近づかないでくれ』っていうのがありました。


デーブ 俺もそう思ってた。キヨは親分肌だけど、番長ってタイプではない。

「くるならこいよ、いこうよ」ってタイプじゃない?毎日毎日「おらいくぞー」じゃないでしょ。

だから、キヨは番長って言われてるの嫌なんじゃないかなーって思ってた


キヨ  そうですね。


デーブ 結局、乱闘したってキヨは殴らないで我慢してたよね。


キヨ  そうですね、特に年下の子になんかは。

ただ、外国人にはかかっていきましたね。あいつら平気でアメリカで使ったらいけない言葉言ってくるじゃないですか。昔、広島の投手がアメリカの使ってはいけない言葉いってきたんですよ。でもその時三振とられてたんで文句言えないじゃないですか(笑)

デーブ そうだな(笑)


キヨ  その前に僕がデッドボールあてられて、その投手を見たんですよね。アメリカってそういうのダメじゃないですか。

でも次の日、試合前にその投手が練習してたんですよ、『あ、見つけた』って通訳つれて行ったんですよ(笑)


デーブ 行ったの?(笑)


キヨ  もうやる気満々ですよ。僕そのとき鍛えてたんで。格闘家にやり方も聞いてたんですよ。タックルからはいって・・イメージトレーニングももうバッチリです(笑)


デーブ もうプロから聞いてたんだ(笑)


キヨ  はい!それで通訳連れて『お前昨日俺になんか言ったよな?おい、通訳頼む』って、そしたら通訳が物凄くテンション低いんですよ(笑)僕やる気満々なのに。

向こうが「アメリカでは・・」ってなんちゃら言ってきたんで『ここは日本じゃあ!おい、通訳』って言ったら、「in japanese」みたいな(笑)


デーブ (笑)


キヨ  お前もっとテンションあげろやぁ!って思いましたね。『おい俺いまからやるぞこらぁ、おい通訳』って言ったら「私は戦う準備ができている」みたいな通訳(笑)

なんか僕もういいやーってなっちゃって(笑)


デーブ よかったな(笑)それついてるな!その通訳がテンションあがっちゃってたら、やっちゃってたもんな(笑)


キヨ  俺はその日、ヒジを決めるつもりだったんですけどね!でも僕、乱闘に関しては外国人としか揉めてないですね。


デーブ そうだよな。怒るけどやんないもんな。

あれさ、デッドボールとか雰囲気で分かるよな、本当に抜けちゃったのかあてにきてるのか。


キヨ  そうですね、特に阪神には僕ボッコボコにやられてましたね。


デーブ 確かにな。巨人ってすぐやり返すかっていうと、なかなかやり返さないよな。


キヨ  星野さんが監督の時のこと一回調べてもらったんですよ。巨人が阪神へデッドボールを20回あてたとすると、阪神から50個返ってきます(笑)


デーブ (笑)だけど星野さんの時は身内も滅多打ちくらってるらしいからな(笑)


キヨ  僕少し調べたんですけど、今の野球界はデッドボール少ないんですよ。丸も坂本もゼロ。甘くないですか?(笑)


デーブ  確かに、俺らの時相当あてられたもんな。ぶつけろって訳じゃないけど、厳しいところいけば投げ損なうでしょってこと。投げ損なうならひっくり返るようにしろってのが、昔の教えだから。ミスするならひっくり返すような抜ける球でいい、ってのが俺らキャッチャーの考え。


キヨ  今の野球界で、あれだけジャイアンツ打線にやられてるのに、なんで厳しいところにいかないのかなって思うんですよ。


デーブ そうだよな。


・・・


続き、さらに詳しいお話は〘デーブ大久保チャンネル〙へ!

次回は清原と歩む〘NPBへの道〙 についてお話していきます!

キヨとのコラボは次回が最終回となります。

〘デーブ大久保チャンネル〙を記事化したものです。動画はこちらをご覧下さい。

(レポート執筆者:デーブの部屋編集部)

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