【進路】引退後に待っている現実

こんにちは、デーブ大久保です!


夏バテは、夏終わってからくるって言う・・。

季節の変わり目って怖いですね・・皆さんが風邪をひかないように!


そして今回は前回の【戦力外通告】に続く【引退後の進路】についてお話していきます!

コーチとして残る選手の条件


まず、球団に残る人はもう秋口に「来年は契約しないと、コーチとして残ってくれないか」って打診される。本当に必要な人材は、やっぱり評価をされて早いうちに話がくるんだよね。


コーチの戻る打診を受ける条件としては、契約更改で文句を言わなかった選手が筆頭に上がります。毎回金の事言ってる選手は、コーチになっても面倒くさいしまず外されていくね。

あと、FAして巨人を出ていった人は大体巨人には戻ってないんです。

これは噂ってのもあるかもしれないんだけど、ドラフト逆指名の時期が何年かあったんだよね。その選手は半端じゃない条件があったと思う。競り合いだし、規定だけのお金のはずは絶対にないと俺は思う・・。もしそうだったら、今でも逆指名は続いているはず。そういう人たちは取りたいから凄く良い条件をつけるんです。例えば生涯雇用とか。まぁその逆指名の年代は相当いい時代だったと思うな・・。


選ばれるのは活躍している選手ってのが一番ではあるんだけど、活躍をしなくても真面目に練習をしている子とか性格が良いってなると、マネージャーやスコアラーの打診があったりするんです。


シーズンが4月に始まったとして、早い球団は6月にコーチの打診がある。僕が楽天から打診があったのも6月くらいだったかな。開幕してすぐっていうイメージ。

中にいてコーチの打診がある人は性格も真面目、実績もあって選手に対しての説得力がでる人が多い。

プロ野球選手の第二の人生

何もない子っていうのはやっぱり練習態度も悪くて、実績もない。

そうすると、自分のツテを頼って就職をするしかないんだけど、今って二軍の最低でも600万くらいは貰ってるんです。それって凄い給料。そうすると第二の人生をそこの金額に設定したくなる。世の中は何もできないやつに50万払うかってなるんですよね。それで就職もままならない人は多いよね。


あと、保険屋さんになる人は多いかも。保険って歩合制が多いみたいで、全国に知り合いがいるプロ野球選手にとってはやりやすい。知り合いも多いし、一回目は保険に入ってもらえるしね。


僕の場合はちょっと珍しいタイプ。怪我をして、山倉コーチに二軍行けって言われて辞めようかって思っていた時に、ズームイン朝のディレクターの人からたまたま連絡があって。誰にも野球辞めようって言ってなかったのに「ズームインやってくんないかな」って打診があったんです。

そういえば僕、契約更改でグズって自費キャンプやったことある!巨人で自費キャンプって聞いたことないから、球史に名を残してやろうなんて思っちゃった自分もいて(笑)

でも球団がとめてくれて結局自費じゃなかったんだけど、キャンプインして原さんとキャッチボールしている時に、『デーブ、このボール球団のなんだけどお前さんはどうする?このボール使えるのか?いくらするかなぁ』とかってみんなにいじられて後悔しましたね(笑)

そういうことやるヤツは絶対よばれない(笑)

現役選手に伝えたいこと


これはプロ野球のやつにちょっと伝えたい。

過ぎたら500万とか1000万とか全然関係ない値段。素直に、球団が言う値段で受け入れてやっていく。本当のスターだったら球団が勝手にあげていくからね。


名だたる選手がまだ監督やってないとかっていうのは、球団に生意気なことを若気の至りで言っちゃったりとか、ってことはあるよね。なんであの選手があそこの監督やらないんだろう・・とか。


野球界に残る為には、媚を売るんじゃなくて、理解することかな。

まず、球団があって我々選手がいると。そこにファンの人が来てくれるからプロとして生活ができている訳。

人からの評価は正しいってことを受け入れて、交渉もせずにやったほうがいいと思うな。

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〘デーブ大久保チャンネル〙を記事化したものです。動画はこちらをご覧下さい。

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