皆さんこんにちは!デーブ大久保です。
日本シリーズ二試合、本当に残念な試合になってます。
プロである以上、こういう試合はあってはいけない。
巨人軍は〘気迫〙が足りない!!!
最後はこの〘気迫〙というものが凄い重要になってくるんです。
昨日の晩も、ジャイアンツの片岡二軍走塁コーチと2008年の話とか色んな話をしました。
自分でも当時を振り返ってみました。僕が入団した35年前の西武ライオンズ。『人気のセ・実力のパ』って言われていた時代です。はっきり言って妬みやっかみでその言葉がでてきたんです。
やっぱり取材も巨人軍のキャンプがメインになるので、僕たちもどうにか目立ちたい!っていう、プロである以上当たり前の気持ちがでてきたんですね。
巨人をいかに倒すか、そればかりを考えてましたね。そうしないと目立たないから。巨人軍に対して、巨人軍と戦うセ・リーグに対して物凄いヤキモチがあったんです。
だから戦う以上は『ジャイアンツかかってこい!てめぇらに負けるか!デッドボールあたってでもでたるぞ!』って強い気持ちがあったんです。はっきり言ってこの時点で、気持ちが一歩上にたってるんです。これが気迫。
巨人とソフトバンクの試合を見ていると、正直パ・リーグ出身の僕としては、ほらな、って。パ・リーグは気持ちが違うんだよ!って気持ちの一面はもちろんあります。ただ僕は小さい頃からの巨人ファンでもあり、ユニフォームを着させて頂いたっていう気持ちもある。
だから、何でこんな負け方するんだ。なんだこの気迫のないプレーは・・って思うんです。
僕が2008年(西武バッティングコーチ時代)に戦った時、日本で最高に凄いといわれるピッチャーはダルビッシュ。ダルビッシュに打つ為には、一日三千のティーバッティングがノルマだと言い、それを全員真に受けてにやったんです。これと別に、パ・リーグの選手たちは異常にウエイトトレーニングもやるんです。
はっきり言います。今の巨人ナインは単純に練習量が足りないんです。やっぱり強いやつは本当に練習をしてるんです。
選手たちに僕が言っていたことは、やりたい練習はじっくる長くやらせる、やらす練習はパっとやってパっとあげる。だけど一番重要な事は、『やらされている練習をいかにやりたい練習に変えるか』ということ。この事を徹底してみんな間に受けてやるんですよ。なぜかって、ダルビッシュを打ちたいから。みんな見返したいんです。
それで、やっとやっと強いと呼ばれ勝ち上がって巨人と当たる時、初めてみんなをリラックスさせる言葉を言いました。『いいか、俺電卓で計算したんだ。スタメンの連中の年俸を計算すると、ラミレス一人に足りてないんだよ。勝てるわけねーだろ。』僕、本気でそう思いました。
それを僕が言った時、あの時のライオンズナインの子たちはみんな大笑いして、そりゃ勝てないですよねって。だから楽しもうと。とにかく前向きにやっていこうと。これもみんな間に受けてやる、そして練習量が多い。
この差がてでます。DH制がとか色んな理由はあります。一番は『それだけの練習を俺らはしたんだ。負けるか!』っていうそういう気迫。
全員の気迫が、もう最初から出ちゃってるんです。
だから巨人ナイン、全員でホームベースにおっかぶって気持ちを見せる試合をしてほしい。受け身になっている巨人軍が、パ・リーグで優勝したチームに勝てるはずがない。
最後まで諦めないってことは忘れないでやってほしい。勝ち負けは正直もうどうでもいい。『ザマ』を見せてほしい。生き様、プレー様を見せてほしい。
それを切にお願いして終わらせてもらいます。
投稿者プロフィール

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東京都出身。趣味はスケボー。
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